インターネット上の幻
デジタルタトゥーという言葉があるように、一度ネットにあげたものは完全には消えないことがネットを使う上では重要なことだと教わる。
しかし、一度ネットにあげられたものの削除されたコンテンツは誰かが保存していないと所有者以外二度と見られない幻になる。
投稿主が何らかの事情で削除したものは、誰かが転載しない限り見られない。
昔アップされていたけど消されたコンテンツ(動画、文章など)は視聴者の記憶となって残り続ける。しかし、その動画に再び出会うことはない。記憶だけに残り続けるけれど、どんどん風化していくと思うと寂しい。
昔youtuberが投稿していたものの消した動画がふいに見たくなる。転載があればラッキー(転載は良くない行為なんだろうけど)だが、見つからないことも多い。
記憶は実にあやふやなもので、細かいことは大抵覚えていない。
自分が覚えている限り、記憶の中で動画を再生するしかない。動画の存在自体が幻想のように思えることもある。